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ココがキニナル!

かつて世界1位の計算処理能力を持っていたスーパーコンピューター「地球シミュレータ」が金沢区の海洋研究開発機構にありますが、今どのような用途に利用され維持費は年間どのくらいでしょうか(恋はタマネギさん)

はまれぽ調査結果!

気象や地震津波の予測はもちろん、自動車の空力研究など民間企業の一般利用も。年度予算はシステムのリース費や光熱水費、諸経費などを含め約43億円

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2013年02月05日

ライター:河野 哲弥

意外な世界一が横浜に?

投稿にあった海洋研究開発機構とは、1971(昭和46)年に設立された海洋科学技術センターを前身とする独立行政法人で、有人潜水調査船「しんかい6500」や地球深部探査船「ちきゅう」の生みの親としても知られている。

その本部は横須賀市にあるが、問題の「地球シミュレータ」は、金沢区にある横浜研究所に置かれているようだ。
 


JR新杉田駅から徒歩15分ほどの場所にある、横浜研究所


「かつて世界1位の計算処理能力を持っていたスパコンが横浜にある」

そう聞くと、実際にその姿を見てみたくなるもの。
早速、取材を申込み、同研究所を訪ねてみた。
 


ヘルメットには「地球シミュレータ探検ツアー」と書かれている


どうやら、「地球シミュレータ」を直接見学することができそうだ。職員の方に聞いてみると、年に一度、施設一般公開の時に見学ツアーが行われているとのこと。取材当日は、それとは別に職員向けの研修が行われていて、その中に混ぜていただけるようだ。では、探検ツアーへ出発してみよう。



この世で怖きもの、地震、カミナリ、熱、ノイズ

「地球シミュレータ」は、65 x 50 メートル、高さ約17メートルの専用ドーム内に設置されていた。全体写真が撮れるような場所がなかったので、公式サイトから、断面図を引用させていただく。
 


下部(1F相当)は空調機械室、上部(4F相当)が「コンピューター室」
 

同じ図を使ってドームの説明をする、職員の方


案内を担当してくださった山本さんによると、「地球シミュレータ」には4つの大敵があるそうだ。それが、地震、カミナリ、熱、ノイズ。高さ24メートルの避雷塔や免震構造、アルミメッキによる電磁シールドなどで、これらの大敵からコンピューターを守っているという。
そうなると、残りの熱については、どうなっているのだろう。
 


合計24台の巨大な空調機で、建物全体を冷却


今いるのは、1F。ここにある空調施設で冷気を吹き上げ、4F部分にある「コンピュータ室」全体を冷やし、やがて建物内部の壁に沿って熱気が1Fに戻り、再度冷却するというシステムなのだとか。
 


1F壁際の様子、空調機の裏にフィルターが並んでいるのが分かる


では、いよいよ、4Fにあるマシンルームへ進むことにしよう。「地球シミュレータ」とのご対面である。
 


現在の地球シミュレータは、ノード数160台、主記憶容量は20テラバイトに及ぶ


ノード数というのは、並列してつながれているコンピューターの台数のようなもので、床にあるタイルの模様約4面分が、だいたい1ノードということになる。この1ノードに、8機のCPUが搭載されているそうだ。
 


初代地球シミュレータは、計算用とネットワーク用など、機能によってマシンの色も違っていた
 

計算ノードは、すべてケーブルにより相互につながれている


これらをつなぐケーブルの全長は、約220キロメートルにもおよび、ほぼ東京-浜松間の直線距離に等しいとのこと。
計算スピードは、1秒間に131兆回。家庭用パソコンの計算速度を歩く速度とすると、地球シミュレータはロケットほどの速度になるという、想像も付かない速さである。



全体像を把握できたところで、一般向けのツアーに参加。はたしてその内容は?・・・次のページ≫
 

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